サギソウ サギ草 鷺草とはどんな花?
サギソウ Habenaria radiata
はラン科の多年生草本で、湿原などの湿地に自生しています。 自生地では8月を中心にして、白色のサギが飛翔するような形をした花を茎頂に数輪咲かせます。
鷺が群れをなして飛んでいるように見えるからこの名前になったと思われます。 私は大変丈夫で育てやすいと思っています。 一般には、1〜2年後には全滅してしまうことが多いようです。
野生では沼とか、湿地に自生している。 水を大変好みますので、一年を通じて乾燥は禁物です。
秋から冬は、葉はなく球根のみで越冬します。 花はお盆前後に咲きますが、神秘的なような感じがします。 ちょうどお盆頃なので、植え鉢を室内で鑑賞するのに最適です。
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さぎそうのサギソウの栽培方法
用土は、といっても乾燥水苔を水で戻したものを主に使います。 鉢底に小砂利を1cmくらい敷いて、その上に水苔そしてサギソウの球根、そして水苔の順で植えます。
赤玉土より水苔を使用
よく耳にすることですが、用土を赤玉土とか鹿沼土が簡単でよい、ということも話される方がおられますが、永く育て続けるのには水苔がよいと思っています。
友人からもらった「たった一本のサギソウ」から、もう30年以上生存し続けていますから。 その間多くの方に分けてあげ続けています。
水苔栽培の特徴
- 球根が汚れていなくて、きれいなものができる。
- 植え替え時に手が汚れない。
- 水持ちがよいから水切れになりにくい。
- 植え替えを1〜2年でする必要がある。(3年目は絶滅に近くなる)
- 土より少しコストが高くなる。
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植えかえの時期と植え替え周期ですが とても大切です
春3月の春分の日頃に、新しい水苔に植え替えます。このころは小豆粒くらいの球根状態です。たまに小さな根と芽が出ていることがありますが、優しく植え付けてください。
植え替え周期ですが、なるべく毎年が望ましい、せいぜいさぼっても2年目には植え替えた方がよいと思います。
植え付けたら十分に水をやってください。
6月半ばくらいまでは十分に日光に当て、その後は半日陰においてやると良さそうです。
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日光が大好きです
6月半ばくらいまでは灌水と日光は十分に与えてください。
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肥料ですが、肥料はやらなくても花は咲きます
肥料ですが、肥料はやらなくても花は咲きますし、生存し続けます。
ただ、一本に多くの花を咲かせることはできませんが、これも楽しめる方法と思います。 それに、一鉢の中に少ない花の株がたくさん密生しているのは、鷺が大群で飛んでいるようで見事です。むしろ施肥しないのも安全かもしれません。
肥料の与え方・施肥料の方法
春植え替えの時に上部でお伝えした一番上に、発酵油かすの弛緩性肥料(小豆粒くらい)を5号鉢で7個位を置き、その上に水苔を5mmくらいをかぶせて完成です。 その後は水やりのみで、肥料をやる必要はありません。
肥料が空中にでているとガスで弱ったり枯れたりすることがあります。 それを防止するために、一番上に水苔の蓋をしたような状態にします。
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サギ草秋の管理
花が終わったら、葉より上部を切り落とします。
そのままのにすると種が結実してしまいます、結果として球根が太らない。
栄養を作ってもらう為、葉はなるべく多く残す
ようにします。
1個の球根がだいたい3個に増えるのが平均です。
秋冬も今までと変わらずに、水を充分に与え続けます。
これから紅葉して枯れるまで
の期間が来年の活力を蓄える大切な期間です。
紅葉後に、茶色になっても乾燥は禁物です。 水やりを忘れないよう
にしましょう。
ここまでが秋の管理になりますね。
秋から冬は、葉はなく球根のみで越冬します。
さぎそう冬の管理と置き場所は
この後の冬の管理 ですが。 置き場を何処にするか迷いますが。
- 雨や雪が当たってもよい
- 防寒には気を付けなくても良い
- 忘れてしまわない場所に置く
結局、屋外で充分です。 気を付けるのは3番の忘れない場所。
野生では沼とか、湿地に自生している。 水を大変好みますので、一年を通じて乾燥は禁物です。 |
サギ草の花言葉
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繊細
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清純
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無垢
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しんの強さ
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神秘
-
夢でもあなたを想う
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発展
などですが
、清純・無垢・神秘がピッタリで好きですね。(主観でごめんなさい)
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